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熊本城は日本三大名城の一つで、別名千葉城または銀杏城として知られています。熊本県熊本市中央区に位置し、茶𦥑山に建つ平山城です。熊本城跡は日本国の特別史跡に指定され、城内の櫓、城門、塀など13棟の建物が日本国の重要文化財に指定されています。熊本城の周囲は約12キロメートルあり、大小の天守閣や櫓、三之丸、西之丸などから構成されています。
入園料金
- 大人(高校生以上):800円
- 子供(小・中学生):300円
銀杏城の由来
築城名将の加藤清正が熊本城を建造した際、家臣たちは深い築城の知識を持つ武将でした。清正公は、万一籠城することになった際に食糧供給が必要と考え、干し芋の根茎を地中に埋め、さらに城内に多くの銀杏の木を植えました。これが「銀杏城」と呼ばれる由来です。
歴史と現状
熊本城は、1467年から1487年にかけて築かれた出田氏の千葉城が前身です。1528年に鹿子木氏が千葉城を改築し、隈本城と改名しました。1601年、加藤清正が熊本城を設計し、1612年に完成しました。その後、熊本城は細川家の居城となりました。1877年の西南戦争で熊本城の大部分が焼失しましたが、1960年に天守閣が再建されました。2016年の熊本地震では、熊本城の一部が損傷しましたが、2021年には修復が完了し、最新の地震対策技術が導入されています。
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交通アクセス
- 阿蘇熊本空港から:空港バスで約50分、桜町バスセンター下車、徒歩10分。
- 熊本駅から:市内電車で約17分、熊本城・市役所前電停下車、徒歩10分。
- 熊本駅から:バスで約10分、桜町バスセンター下車、徒歩10分。
建築の特徴
熊本城の天守は連結式望楼型で、大天守は三重六階、地下一階の構造です。小天守は三重四階、地下一階の構造です。熊本城の宇土櫓は日本の現存する櫓の中で高さが全国第四位となっています。
熊本城桜の馬場 城彩苑
湧々座博物館
湧々座博物館は熊本城の歴史を紹介する施設で、江戸時代の衣装を着て変身体験ができます。また、「熊本今昔物語」などの展示もあり、熊本城の歴史を深く理解できます。入場料金は大人300円、子供100円です。
桜の小路
桜の小路は23店舗から成り、土産物や特産品を購入できるほか、地元の食文化も体験できます。
無料の循環バス
桜の馬場 城彩苑から熊本城の二の丸広場までは、無料の循環バスが運行されており、効率よく観光することができます。
熊本市役所14階展望ロビー
熊本城から徒歩10分ほどで熊本市役所に到着します。エレベーターで14階の展望ロビーに行くと、熊本城の全景を無料で眺めることができます。
入場時間
- 平日:8:00~22:00
- 土日祝日:9:00~22:00
- 注意事項:平日18:00以降、土日祝日は南口からのみ入場可能。年末年始は休業。
旅行のヒント
熊本城は2016年の地震後、修復工事が進行中です。天守閣やその他の一部は既に再開されています。二の丸広場や加藤神社などから熊本城の美しい景観を楽しむことができます。
詳細情報は熊本城の公式サイトをご参照ください:熊本城公式サイト