岩手県

黄金の国—平泉の世界遺産

Japan Travel
2024年6月17日
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東北地方

目次

黄金乡--平泉的世界文化遗产
黄金の国—平泉の世界遺産今回の旅行は、日本に来る前に友人が購入したJR EAST PASSを活用し、東京で2日間過ごした後、土曜日に東京駅からJR東北新幹線「やまびこ」(時間によっては新幹線「はやぶさ」も選べます)に乗り、岩手県へ向かいました。天候にも恵まれ、梅雨の小雨を心配していたのですが、晴天の朝を迎え、気分も一層明るくなりました。新幹線にスムーズに乗車し、約2時間半で岩手県の一ノ関駅に到着しました。駅近くのホテルで荷物を預け、チェックインの手続きを済ませた後、軽装でJR東北本線に乗り、約10分でJR平泉駅に到着しました。 平泉町巡回バス『るんるん』 下車後、平泉駅前に停車している平泉町巡回バス『るんるん』を見つけました。車内はそれほど混んでおらず、バスは平泉駅から毛越寺、平泉文化遺産センター、中尊寺などを経由し、約20分で一周します。料金は大人一人200円で、運行日は土日祝日のみですので、利用する際は週末や祝日に訪れることをお勧めします。 平泉町巡回バス『るんるん』 平泉の観光スポット 2011年に岩手県平泉はユネスコの世界文化遺産に登録されました。平泉文化を代表する仏教建築や日

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今回の旅行は、日本に来る前に友人が購入したJR EAST PASSを活用し、東京で2日間過ごした後、土曜日に東京駅からJR東北新幹線「やまびこ」(時間によっては新幹線「はやぶさ」も選べます)に乗り、岩手県へ向かいました。天候にも恵まれ、梅雨の小雨を心配していたのですが、晴天の朝を迎え、気分も一層明るくなりました。新幹線にスムーズに乗車し、約2時間半で岩手県の一ノ関駅に到着しました。駅近くのホテルで荷物を預け、チェックインの手続きを済ませた後、軽装でJR東北本線に乗り、約10分でJR平泉駅に到着しました。


平泉町巡回バス『るんるん』

下車後、平泉駅前に停車している平泉町巡回バス『るんるん』を見つけました。車内はそれほど混んでおらず、バスは平泉駅から毛越寺、平泉文化遺産センター、中尊寺などを経由し、約20分で一周します。料金は大人一人200円で、運行日は土日祝日のみですので、利用する際は週末や祝日に訪れることをお勧めします。

平泉町巡回バス『るんるん』

平泉の観光スポット

2011年に岩手県平泉はユネスコの世界文化遺産に登録されました。平泉文化を代表する仏教建築や庭園遺跡、考古遺跡群として、中尊寺、毛越寺、無量光院遺跡、観自在王院遺跡、金鶏山の5つの景観が含まれています。今回の旅行では時間の関係で、毛越寺と中尊寺の2つの寺院を訪れ、その後厳美渓で夕日の美景を楽しむ予定です。

平泉の文化遺産を知る
世界遺産とはそれは、現代を生きる世界すべての人々が共有し、未来の世代に引き継いでいくべき人類共通の

毛越寺



営業時間:8:30~17:00(11月5日~3月4日は16:30まで)/年中無休

天台宗 別格本山 毛越寺
岩手県平泉、天台宗別格本山毛越寺は、国の特別史跡、特別名勝に二重指定された、平安時代の優美な浄土庭園に境内の四季折々の花が彩る観光地です。

平泉町巡回バス『るんるん』で平泉駅から毛越寺までは約3分の車程です。毛越寺は世界文化遺産であり、日本の特別史跡および特別名勝にも指定されています。毛越寺の入口近くにある復元図から、そのかつての壮麗さをうかがい知ることができます。850年に慈覚大師が神鹿の導きでこの地に寺を建て、最初は嘉祥寺と名付けられました。藤原氏の第2代当主、藤原基衡の時代に建造され、最盛期には40以上の寺院と500以上の禅房がありましたが、藤原氏の衰退とともに多くの寺院が破壊されました。しかし、平安時代の庭園は幸運にも保存されました。

芭蕉の俳句碑

山門から本堂への途中、松尾芭蕉の俳句碑がひっそりと立っています。「夏草や兵どもが夢の跡」という句が刻まれ、過去の戦乱を偲ばせます。

毛越寺宝物館

毛越寺の歴史をより深く知るために、宝物館を訪れました。ここでは毛越寺の歴史に関する資料や発掘された文物が展示されています。

毛越寺本堂と大泉池

1989年に建てられた毛越寺本堂は、平安時代風の建築で、荘厳な雰囲気が漂います。本堂前の大泉池は、池の中に立石や築山があり、浄土庭園の美しさを堪能できます。

毛越寺の庭園を散策しながら、古木や苔むした石、池の涟漪などを楽しみました。約1時間半ほど過ごした後、巡游バスに乗り、次の目的地である中尊寺へ向かいました。


中尊寺



営業時間:8:30~17:00(11月4日~2月末は16:30まで)/年中無休

【公式】関山 中尊寺[岩手県平泉 天台宗東北大本山]
岩手県平泉町。天台宗の東北大本山、中尊寺の公式ホームページ。2011年6月世界文化遺産登録。金色堂はじめ3000余点の国宝・重要文化財を伝える東日本随一の平安仏教美術の宝庫。

中尊寺は、平泉文化の象徴であり、天台宗の東北地方における大本山です。平安時代後期、東北地方は「前九年の役」(1051年~1062年)と「後三年の役」(1083年~1087年)の戦乱で荒廃していました。藤原清衡公は、亡くなった人々の慰霊のため、20年の歳月と巨額の費用をかけて中尊寺を建立しました。

金色堂


国宝である金色堂は、平泉の象徴的な建物で、内部は金箔や螺鈿細工で豪華に装飾されています。須弥壇には、藤原氏一族の遺体が安置されています。金色堂の内部は撮影禁止です。

讃衡蔵

讃衡蔵には、3000点以上の文物が収蔵されており、その中には国宝や重要文化財も多く含まれています。中尊寺本尊の薬師如来坐像は特に精緻な作りです。

その他の堂宇

中尊寺には、本堂、薬師堂、不動堂、阿弥陀堂、地蔵堂などがあり、それぞれで祈願することができます。約3時間をかけて一部を見学し、院内で食事をし、小さな土産物を購入しました。

南部鉄器

中尊寺の売店では、岩手県の名産である南部鉄器が販売されています。特に鉄瓶は有名で、その他にも風鈴や灰皿など多種多様な商品があります。

KOGEI JAPAN
南部鉄器(なんぶてっき)の特徴や歴史、産地をご紹介します。コウゲイジャパンは伝統工芸品を世界に発信・紹介するサイトです。日本の伝統的工芸品と伝統技術の素晴らしさを伝えていきます。
南部鉄器協同組合

厳美渓



中尊寺を後にして、再び平泉町巡回バス『るんるん』に乗り、JR平泉駅へ戻りました。電車で一ノ関駅に到着後、バスに乗り換えて厳美渓へ向かいました。

いち旅 | 一関市公式観光サイト【いちのせき観光NAVI】
岩手県一関市の公式観光サイト。観光スポットやモデルコース、イベント情報など一関・平泉の観光に関する様々な情報を紹介しています。一関・平泉へどうぞお越しください!
交通

JR一ノ関駅から岩手交通バスに乗り、約20分で厳美渓駅に到着します。

見どころ

厳美渓は磐井川の中流に位置し、長さ約2kmにわたる美しい渓谷です。栗駒山からの水流が高低差を生かして流れ落ちたり、緩やかに流れたりしています。両岸には巨石が立ち並び、清流がゆったりと流れています。遊歩道は林間や岩間を通り、自然の美しさを堪能できます。郭公屋の「空飛ぶ団子」は有名で、対岸の店から籠で団子を届けてもらうことができます。


旅行のヒント

  1. 交通ルート
    • JR東北新幹線 東京駅 ⇒ JR一ノ関駅
    • JR東北本線 一ノ関駅 ⇒ JR平泉駅
    • 平泉町巡回バス『るんるん』 ⇒ JR平泉駅 東北本線電車 ⇒ JR一ノ関駅
  2. 交通費用(JR EAST PASS未使用の場合):
    • JR東北新幹線 東京駅 ⇒ 一ノ関駅 約2時間35分 / 13,060円
    • JR東北本線 一ノ関駅 ⇒ 平泉駅 約8分 / 200円
    • 平泉町巡回バス『るんるん』一日乗車券 運行区間内 550円(1日内何度でも乗車可能)