会津若松市は福島県西部の会津盆地の中心に位置する都市で、面積は382.99平方キロメートル、人口は約114,000人です。交通の便が良く、東京から約300キロメートル、仙台から約150キロメートルの距離にあり、電車や車でアクセスできます。
参観ルート
- 観光バスで鶴ヶ城入口駅で下車、徒歩5分
- 鶴ヶ城会館
- 北出丸
- 椿坂
- 管理事務所観光ガイドセンター
- 鶴ヶ城稲荷神社
- 天守閣内部の観覧
- 鉄門
- 抹茶の試飲
- 茶室麟閣の見学
- 鶴ヶ城会館添画体験広場
鶴ヶ城の歴史
鶴ヶ城の起源と稲荷神社
鶴ヶ城、別名若松城は会津若松の象徴で、国家指定の史跡です。2006年には「日本百名城」に選ばれました。600年以上前、殿下が田中稲荷を参拝した際、白狐の夢を見た後、実際に白狐の足跡を見つけたことから、この場所に鶴ヶ城を建てることを決めました。
東黒川館から鶴ヶ城への変遷
会津は古くから重要な軍事拠点でした。1384年に会津藩主の芦名直盛が最初に東黒川館を建設しました。1589年、伊達政宗が会津を支配した後、1590年には豊臣秀吉によって会津の領地が没収されました。1592年に蒲生氏郷が会津の領主となり、城を整備して「鶴ヶ城」と名付けました。1643年、徳川家康の異母弟である保科正之が会津藩主となり、城を再建しました。1868年の戊辰戦争で鶴ヶ城は大きな被害を受けましたが、1965年に再建されました。
黒瓦から赤瓦への変遷
蒲生氏郷の時代には天守閣の瓦は黒瓦が使用されていましたが、冬季に凍結する問題がありました。保科正之の命により、陶工たちが耐寒性の赤瓦を開発し、天守閣は赤瓦で修繕されました。
天守閣博物館の見学
1965年に再建された天守閣は博物館として公開されています。一階では鶴ヶ城の歴史や魅力を紹介し、二階では会津の歴代領主の変遷や都市の発展を展示しています。三階では徳川幕府の最後の戦乱と会津戦争について、四階では会津にゆかりのある人物を紹介しています。五階は展望室となっており、会津若松市街や会津盆地の美しい景色を楽しむことができます。
天守閣博物館の開館時間は8:30~17:00(最終入場は16:30)で、年中無休です。入場料は大人410円、子供150円(天守閣と茶室麟閣の共通券は520円)です。
茶室麟閣
茶室麟閣は茶道の祖、千利休の子、少庵のために蒲生氏郷が建てた茶室です。戊辰戦争後、茶人の森川善兵衛によって保存され、1990年に元の場所に復元されました。茶室麟閣は茶道三千家の再興の地として知られています。
鶴ヶ城会館
鶴ヶ城会館では、会津の吉祥物である不倒翁(ダルマ)の絵付け体験ができます。一つの費用は1430円(税別)で、制作時間は約15分です。その他、小赤牛の絵付け体験もあり、こちらは約30分かかります。
旅行のヒント
交通アクセス
- 東京から:東北新幹線で東京駅から郡山駅まで約1時間5分、磐越西線で郡山駅から会津若松駅まで約1時間22分。
- 大阪から:大阪伊丹空港または関西空港から仙台空港まで約1時間30分、高速バスで会津若松駅まで約3時間15分。
会津若松市への旅行は、歴史と文化を感じながら美しい景色を楽しむことができる素晴らしい体験です。鶴ヶ城や茶室麟閣を訪れて、その歴史的背景を深く理解し、美しい風景を満喫してください。