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東京晴空塔(Tokyo Skytree)は、東京都墨田区押上一丁目に位置し、隅田川の東岸、北十間川の近くにあります。この塔は東武鉄道の貨物駅の跡地に建てられ、2008年に建設が始まり、2012年に完成しました。
世界最高の自立式電波塔
東京晴空塔の高さは634メートルで、日本のデジタルテレビの地上波信号を発信する施設です。この高さは、ドバイのブルジュ・ハリファ(828メートル)とクアラルンプールのメリデカ118(678.9メートル)に次ぐ世界で三番目の高さの人工建造物です。東京晴空塔は2011年にギネス世界記録に認定され、現在も世界最高の自立式電波塔としての地位を保持しています。
他の高い塔と比較
- 東京晴空塔(634メートル)
- 広州塔(610メートル)
- CNタワー(553.33メートル、カナダ)
- オスタンキノタワー(540メートル、ロシア)
- 東方明珠テレビ塔(468メートル、中国)
高さ634メートルの由来
東京晴空塔の高さが634メートルに設定された理由は、音の響きが「武蔵」(むさし)と一致するためです。「武蔵の国」は東京地域の旧称であり、この音の響きが好まれ、東京晴空塔の伝統と現代性を象徴するものとされました。
展望台
天望デッキ
東京晴空塔の基部は三角形で、上に行くほど円形に変わります。350メートル地点には「天望デッキ」があり、4つの高速エレベーターで四階から50秒で到達します。天望デッキは、350メートル、345メートル、340メートルの三層から成ります。
- 340メートル: ガラス床(2×3メートル)があり、高所から地面を見下ろすことができます。
- 345メートル: レストランとギフトショップがあります。
- 350メートル: 江戸時代の画家、鍬形蕙斎による「江戸一目図屏風」が展示されています。
天望回廊
天望デッキからさらにチケットを購入して、445メートル地点にある「天望回廊」へ移動します。天望回廊は445メートルから450メートルの高さに位置し、ガラス壁の螺旋状の通路を歩いて日本最高地点の451.2メートル「SORAKARA Point」まで行くことができます。ここは絶好の写真撮影スポットです。
東京晴空塔タウン
東京晴空塔タウン(Tokyo Skytree Town)は、東塔、31階建ての西塔、および周辺の商業施設から成ります。
墨田水族館
墨田水族館は、5階と6階に位置し、約350トンの貯水量を誇ります。小笠原諸島の特有種を展示する「小笠原基地」や、日本最大の金魚展示エリア、ペンギン、クラゲなどが見どころです。
コニカミノルタプラネタリウム「天空」
7階に位置し、最新の映像技術と音響設備を備えたプラネタリウムです。特に恋人同士に人気のスポットで、新月型のカップルシートが用意されています。
郵政博物館
9階に位置し、日本郵政の歴史や収集品を展示しています。体験エリアでは、日本明治初期の郵便配達員の制服を着て写真を撮ることができます。
旅行のヒント
- チケット料金: 天望デッキは成人2,060円、天望回廊は追加で1,030円。
- 郵政博物館の郵便サービス: 博物館内の郵便ポストから手紙を送ると、東京晴空塔のスタンプが押されます。
- プラネタリウムの英語ガイド: コニカミノルタプラネタリウム「天空」では、英語ガイドを無料で借りることができます。
アクセス
- 東武晴空塔線: 「東京晴空塔駅」で下車。
- 半蔵門線: 「押上(晴空塔前)駅」で下車。
詳細なアクセス情報については、東京晴空塔公式サイトをご覧ください。