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浅虫温泉は、青森県の東部に位置し、1200年の歴史を誇ります。この温泉地は日本の東北地方における「熱海」とも呼ばれています。アクセスも便利で、私たちは「青い森鉄道」を利用して、約20分で浅虫温泉に到着しました(運賃460円)。
浅虫温泉の名称の由来
浅虫温泉の名前の由来は、日本の平安時代にさかのぼります。当時、人々は麻で作られた衣料を着ており、布を作るために麻を温泉で蒸して繊維を柔らかくする作業を「麻蒸し(asamusi)」と呼びました。
時間が経つにつれ、麻蒸しは日常の労働から外れ、浅虫と麻蒸しの発音が同じであることから、温泉の名前が「麻蒸し温泉」から「浅虫温泉」に変わったと言われています。
「道の駅」浅虫温泉
浅虫温泉には11の温泉宿泊施設がありますが、今回は「道の駅」浅虫温泉を訪れました。この施設は車での旅行者に人気があり、国道4号線沿いに位置しています。浅虫温泉駅から徒歩100メートルほどで到達できます。
「道の駅」浅虫温泉は5階建てのコンクリート建築で、1階にはお土産や記念品を販売するショップ、2階には休憩スペースがあります。3階は子供向けの無料施設で、滑り台や遊具があり、授乳室も完備されています。4階は会議室、5階には海の景色が望める温泉があります。男女別の浴室があり、エレベーターで5階まで上がり、指定された靴箱に靴を置いてから入浴します。女湯には大きな窓があり、青い空と静かな陸奥湾の小島を眺めながら、温泉でリラックスできます。
お土産と農産物
1階のショップでは、久慈良餅やリンゴを原料とした真空包装の菓子などを購入しました。久慈良餅は明治時代から続く伝統的な浅虫の名物です。施設の駐車場の隣には平屋の市場があり、地元の農産物や新鮮な果物、真空包装の漬物などが販売されています。市場の価格はお得で、私たちは真空包装の漬物やリンゴ、ブドウを購入しました。ブドウは皮が薄く、新鮮で甘かったです。
平内扇貝広場
「道の駅」浅虫温泉から徒歩約20分、またはバスで約10分の距離にある平内扇貝広場に行きました。ここではランチを予定しており、レストランは11時から14時まで営業しています。店内は広々として清潔で、ピアノの柔らかい音楽が流れています。自動販売機でメニューを選び、食券を購入後、店員に渡す形式です。私は「青天霹靂寿司(8個)」と「扇貝(2個)鉄板焼きセット」を1900円で注文し、友人は「扇貝ベーコン和風クリームソースパスタ」を1300円で選びました。陸奥湾の扇貝は新鮮で美味しく、大変満足しました。
レストランの外には子供たちが遊べる広場があり、賑やかな雰囲気です。広場の前には2階建ての建物があり、1階では新鮮な扇貝や水産加工品を販売しており、1キロ900円で直送の活貝が人気です。2階は無料で見学できる展示室で、一部は津軽三味線の名手・高橋竹山の紹介、もう一部は扇貝の種類や養殖に関する情報が展示されています。天気が良かったので、広場で少し休んだ後、浅虫温泉駅へ戻り、電車で青森市内に帰りました。
旅行の小さなアドバイス
- 施設名: 「道の駅」浅虫温泉
住所: 青森県青森市大字浅虫字萤谷341-19
入浴料金: 大人360円、小学生160円、幼児70円
営業時間: 1階ショップ 9:00-19:00 / 5階温泉 7:00-21:00(12月から3月まで営業時間に変更あり) - 施設名: 扇貝広場
住所: 青森県東津軽郡平内町大字土屋字鍵櫛56
営業時間: 9:00-17:00 / 毎週水曜日休業、12月31日から1月2日休業