目次
東京駅は東京の玄関口として位置し、東京都千代田区丸の内1丁目にあります。総面積は182,000㎡で、日々約460,000人が利用する日本有数のターミナル駅です。東海道新幹線や東北新幹線の始発駅であり、北は函館から南は九州まで、日本全国を結ぶ新幹線の要所です。2024年には新しい1万円札の裏面に東京駅丸の内口の建物が描かれる予定です。
東京駅の歴史
東京駅は1914年に辰野金吾と葛西万司の設計によって完成しました。その外観は赤レンガを使用しており、オランダのアムステルダム駅からインスピレーションを得ています。1923年の関東大震災では大きな被害を免れましたが、1945年の米軍の空襲で屋根と3階部分が大きく損傷しました。その後、応急修復が行われ、3階建てから2階建てに変更され、屋根も八角形に改修されました。2003年には東京駅の建物が日本の重要文化財に指定され、2007年から2012年にかけて復原修復工事が行われました。
東京駅の中央玄関は皇居に向かっており、中央の扉は皇室専用です。現在の東京駅の出入口は丸の内中央口、丸の内北口、丸の内南口、八重洲中央口、八重洲北口、八重洲南口、日本橋口など多岐にわたります。駅内には地上と地下合わせて12の改札口があります。
東京ステーションホテル
1915年に開業した東京ステーションホテルは、日本国家指定の重要文化財である東京駅内に位置する名門ホテルです。ホテルの公式サイトはこちら:
東京ステーションホテル公式サイト
東京ステーションホテルは交通の便が良く、丸の内の商業エリアや皇居、銀座まで徒歩で行くことができます。ホテルからは東京駅の円形天井を間近で見ることができ、川端康成や江戸川乱歩の作品にも登場しています。
東京駅の円形天井
東京駅の駅舎内の円形天井は、中央に16枚の花弁が並ぶ菊の紋章のような装飾が施されており、列車の車輪のようにも見えます。8羽の飛翔する鷲と、牛、虎、龍、蛇、羊、猿、犬、猪の8つの干支の彫刻が方角を示しています。
東京駅の屋根
東京駅の屋根のデザインも特徴的で、中央の半円形のアーチ屋根や、南側のイスラム風のムガール円屋根などがあり、夜間のライトアップでその壮麗さが一層引き立ちます。
丸の内エリアと周辺施設
東京駅からは、丸の内の金融街や商業エリア、皇居、銀座などに徒歩でアクセスできます。駅内および周辺には多くのショッピング施設や飲食店、高層オフィスビルが立ち並びます。特にクリスマス前後には、東京駅前や丸の内金融街がイルミネーションで彩られます。
新宿駅へのアクセス
東京駅から新宿駅へは以下の方法があります:
- JR中央線快速/特急列車:東京駅から新宿駅まで約15分、運賃210円。
- 丸の内線:東京駅から新宿駅まで約19分、運賃210円。
- 山手線外回り(品川・渋谷方面):東京駅から新宿駅まで約31分、運賃200円。
東京駅はその歴史的価値と現代的な利便性を兼ね備えた、日本を代表するターミナル駅です。訪れる際には、その壮麗な建築や充実した施設をぜひ楽しんでください。