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鎌倉鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は、源氏の守護神として知られ、鎌倉を代表する景観の一つです。その歴史は平安時代末期の1063年に源義家が八幡神を守護神として祀ったことに始まります。1180年、源頼朝が鎌倉に拠点を築き、京都の都市計画に倣って鶴岡八幡宮を現在の場所に移しました。1192年には鎌倉幕府を設立し、鶴岡八幡宮は国家鎮守の神として崇められました。
若宮大路
鶴岡八幡宮の三の鳥居から南に延びる若宮大路は、全長約1.8キロメートルの歴史的な道です。この道は国家指定の歴史遺跡であり、京都の朱雀大路を模して建設されました。鎌倉幕府の繁栄期には、多くの有名な武将が居住しており、現在では鎌倉彫りや手工芸品の店、レストランが立ち並んでいます。
段葛参道と桜のトンネル
若宮大路の中央にある段葛参道は、源頼朝が正妻政子の安産祈願のために築いたもので、石が敷かれた高い参道です。段葛はもともと三の鳥居から一の鳥居まで続いていましたが、明治初期に一部が取り壊され、現在は二の鳥居から三の鳥居までの約540メートルが残されています。春には段葛参道に植えられた桜が美しいトンネルを作ります。
太鼓橋
鶴岡八幡宮の三の鳥居を過ぎると、太鼓橋が見えてきます。この橋はもともと木橋でしたが、現在は石橋に改修されています。伝説によれば、将軍であってもこの橋を渡る際には下馬して歩く必要がありました。現在、この橋は通行禁止となっています。
旗上弁財天神社
源平池には白蓮と紅蓮が植えられており、それぞれ源氏と平氏の旗の色を象徴しています。池の中の小島には、弁財天神を祀る旗上弁財天神社があります。
鶴岡八幡宮の額扁
鶴岡八幡宮の額扁には「八」の字が平和の鳩の形を模して書かれています。正殿の左右には回廊があり、西回廊には宝物殿があり、宝刀や神輿などの神宝が展示されています。
交通アクセス
- JR鎌倉駅(東口)から徒歩約10分(約800メートル)
- 江ノ電鎌倉駅から徒歩約10分
- 営業時間: 6:00 〜 21:00(年末年始は24時間営業)
鎌倉文華館鶴岡博物館
鶴岡八幡宮の境内に位置する鎌倉文華館鶴岡博物館は、神奈川県立近代美術館を引き継ぎ、2019年6月8日に開館しました。館内には常設展、企画展、特別展があり、神奈川県立近代美術館時代の彫刻作品や茶室の壁画なども展示されています。この建物は建築家坂倉準三の設計によるもので、日本最古の公立近代美術館建築として2020年12月23日に国家重要文化財に指定されました。
- 参観料金: 600円(中小学生300円)
高徳院の大仏
高徳院の大仏は奈良の大仏と並ぶ日本の仏像の宝です。この国宝級の仏像は鎌倉の象徴とされています。大仏は鎌倉時代の1252年に建設が始まり、10年の歳月をかけて完成しました。大仏は当初、仏殿に安置されていましたが、1334年と1396年の台風で仏殿が破壊され、大仏だけが残りました。それ以来、大仏は露天に置かれています。
- 住所: 鎌倉市長谷4-2-28
- 交通: 江ノ島電鉄長谷駅から徒歩約10分
- 営業時間: 8:00 〜 17:30(10月から3月は17:00まで)/大仏内部の参観は8:00 〜 16:30
SLAM DUNKの聖地
漫画『SLAM DUNK』のファンにとって、鎌倉を訪れるならまず江ノ島電車の鎌倉高校前駅を訪れることは欠かせません。この駅は湘北高校バスケットボールチームの舞台となり、湘北高校と日本最強の山王工業との全国大会が描かれています。主要キャラクターである流川楓、三井寿、宮城リョータ、赤木剛憲、桜木花道は、バスケットボールへの情熱と信念で成長し、夢を追い求める姿が多くの人々の心に響きます。
- 交通: 江ノ島電鉄鎌倉高校前駅から徒歩約2分
稲村崎で夕日を見る
鎌倉海浜公園
鎌倉海浜公園の稲村崎から見る夕日は、神奈川県の名所です。晴れた日には江ノ島や富士山の美しい景色を楽しむことができます。
- 交通: 江ノ島電鉄稲村崎駅から徒歩約10分
稲村崎温泉
稲村崎温泉は、鎌倉海浜公園の向かいに位置し、黄金湯として知られています。この温泉は碳酸水素塩の濃度が高く、美肌効果や保湿効果があるとされています。
- 交通: 江ノ島電鉄稲村崎駅から徒歩約7分
- 営業時間: 9:00~20:00
- 入浴料金: 1500円、貸切温泉は30分ごとに3000円~4000円
鎌倉は歴史と自然が調和した観光地であり、多くの見どころがあります。ぜひ訪れて、日本の文化と美を堪能してください。