目次
有馬温泉は日本の三大名泉の一つであり、兵庫県神戸市北区に位置しています。明治時代には全国の温泉ランキングでトップに位置し、西日本の有馬温泉は東日本の草津温泉と並んで有名です。
有馬温泉の歴史
有馬温泉の歴史は非常に古く、1400年以上にわたります。『日本書紀』や『枕草子』などの古書にもその記述が見られます。奈良時代には高僧行基が温泉寺を建立し、有馬温泉が世に広まりました。豊臣秀吉も度々訪れ、武士たちが傷を癒すために訪れる場所としても知られています。有馬温泉の泉水は塩分やミネラルが豊富で、消毒や傷の治癒に効果的です。
有馬温泉の泉質と無料足湯
有馬温泉には「金泉」と「銀泉」という二つの主要な源泉があります。
「金泉」と「銀泉」
- 金泉: 鉄分と高濃度の塩化ナトリウムを含むため、湧出時に茶褐色の水が出ることから「金泉」と呼ばれます。
- 銀泉: ラジウムと炭酸を含む無色透明の泉水で、「銀泉」と呼ばれます。
これらの名称は有馬温泉旅館協同組合によって商標登録されています。
金の湯
「金の湯」は有馬温泉の代表的な温泉施設で、1883年以前は「一之湯」「二之湯」と呼ばれていました。建物の外には無料の足湯もあります。
- 営業時間: 8:00~22:00(第2・第4火曜日および1月1日は休業)
- 入浴料金: 大人(高校生以上)800円、中小学生350円、幼児無料
- 通用入浴券: 金之汤と銀之汤の共通券 1200円
銀之湯
「銀之湯」は炭酸泉であり、ラジウムを含む温泉です。
- 営業時間: 9:00~21:00(第1・第3火曜日および1月1日は休業)
- 入浴料: 大人(高校生以上)700円、中小学生300円、幼児無料
くつろぎ屋
「くつろぎ屋」は神戸牛と新鮮な野菜を使用した日本料理を提供する人気の店です。予約は受け付けていないため、早めに並ぶ必要があります。
- 営業時間: 11:00~15:00(L.O14:00)、17:00~20:00(L.O19:00)
河童像
河童とは
河童は日本の伝説に登場する水生の妖怪で、緑色の皮膚と頭頂部に水を保持する凹みがあります。善良な精霊として描かれることもあれば、凶暴な妖怪として描かれることもあります。特に河童はキュウリが大好きです。
交通アクセス
- JR大阪駅から:
大阪駅 → JR神戸線「三ノ宮」駅 → 神戸市営地下鉄谷上駅 → 神戸電鉄有馬口駅 → 神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅(約1時間 - 阪急・阪神梅田駅から:
阪急/阪神「梅田」駅 → 神戸高速鉄道新開地駅 → 神戸市営地下鉄谷上駅 → 神戸電鉄「有馬口」駅 → 神戸電鉄有馬線「有馬温泉」駅(約1時間20分)
有馬温泉の訪問を楽しみ、癒しの時間を過ごしてください。